トラリピEA「Takonomori_ver5.9」にバージョンアップしました。
前回、パラメータのトレードモード(指値、逆指値、成行)を列挙型に変更して、初心者にもわかりやすく使いやすいトラリピEAに改善しました。
今回はトレードモードに新たに2種類のトレードモード(指値+逆指値、指値+成行)を追加しました。
- トラリピEAとは
- 指値注文、逆指値注文とは
- 指値・逆指値・成行注文
- 変更点
- パラメーター
- ダウンロード
- トラリピの種類とダウンロード(無料)
- トラリピEAと合わせて使いたいインディケーター
- トラリピEAと合わせて使いたいスクリプト
トラリピEAとは
一定の価格に指値注文、逆指値注文の予約注文をして、予約した価格になったら売りまたは買いで成立してポジションを保有します。
設定した利確価格になったら自動的に決済されるのが通常のトラリピです。
相場をあまりよく知らなくても数年間のチャートをみてトラップを仕掛ければトレードでき、毎日コツコツ利益を増やすことができます。
ただし、ポジションを多く保有することになり評価損益がかなり大きくマイナスになるので、資金管理ができていないとロスカットされる可能性があります。
必要資金を抑えるためにハーフ&ハーフ設定で運用することが多いです。
トラリピを辞めるタイミングがハーフ&ハーフ設定の中央値に近いところしかないので、中央値から離れた価格で撤退した場合は大きな損失をすることになります。
不動産投資の様な長期的な運用をしたいと考えている人に向いたロジックです。
指値注文、逆指値注文とは
買い設定の場合
現在の価格よりも下で注文をすることを指値注文
現在の価格よりも上で注文をすることを逆指値注文といいます。
売り設定の場合
現在の価格よりも上で注文をすることを指値注文
現在の価格よりもしたで注文をすることを逆指値注文といいます。
利益が多く出る注文は指値注文と逆指値注文の両方を使う設定となります。
逆指値注文はどのようなときに有効なのか
買い設定の場合で説明します。
現在の価格よりも上で注文されるのが逆指値、下で注文されるのが指値ですね。
大幅な下落があった場合に、指値注文をしていたとすると下落してく時にすべての注文を買ってしまうためポジションを多く抱え込むことになります。
それによって評価損益が多くなりロスカットされる危険度が上がります。
逆に逆指値注文のみを設定していた場合はというと、下落していく過程に逆指値注文がないのでポジションが増えなくて済みます。
下落した後の上昇で逆指値注文に引っ掛かりポジションを持ちながら上昇、利益確定をしていきます。
逆指値注文でも安全とは言えない理由
表のようにきれいな下落と上昇であれば問題ありません。
通常の大幅な下落では、上の表のように下落後の反発があってその時に逆指値注文が発動されます。
そのまま上昇すればいいのですが、その後また大きな下落が続くという場面を何度も見ているので、逆指値だけで安全ということはいえません。
逆にここから大幅な上昇があるとしたら、指値注文を設定していた時の方が逆指値注文だけの時よりも多くの利益を受け取ることができます。
結局、資金管理が重要でそれに合わせて、指値注文のみにするのか、逆指値注文のみにするのか、指値+逆指値注文で行くのかを決める必要があるということです。
リスクを取るのかリターンを取るのか、と同じことだと思います。
指値・逆指値・成行注文
指値注文
指値注文 : 買い設定では現在の価格よりも下にトラップを仕掛ける注文です。
相場が下がっていく時に買っていき、上がっていく時に決済していきます。
売り設定の場合は、その逆で上がっていく時に売り、下がっていく時に決済する。
逆指値注文
逆指値注文 : 買い設定では現在の価格よりも上にトラップを仕掛ける注文です。
相場が上がっていく時に買っていき、そのまま決済していきます。
売り設定の場合は逆で、下がっていく時に売っていき、そのまま決済していきます。
成行注文
まず始めにEAを起動させたときに成行で購入します。
その後は購入した価格から設定したトラップ幅のPipsの幅で成行注文で購入していきます。
設定の利確幅で自動的に決済していきます。
予約注文がなく成行で注文していくので設定した価格から少しずれた価格になります。
変更点
パラメータを列挙型に変更
パラメータを列挙型に変更したことで、はじめてトラリピEAを使う方にも設定が分かりやすくなったと思います。
以前よりも分かり約なりました。
ただ、時間の都合で3種類までしかできていません。
次回までに5種類を完成させたいと思います。
パラメーター
上から順番に
- マジックナンバー
- スリッページ
- スプレッド制限
- トラップタイプ(売買設定) : Buy(買い)Sell(売り)
- ロット数
- トラップ数
- レンジ最高値(価格)
- トラップ幅(Pips)
- 利確幅(Pips)
- 損切幅(Pips)
- 予約注文範囲(Pips)
- トレードタイプ(注文方法): LimitOrder(指値注文)StopOrder(逆指値注文)MarketOrder(成行注文)LimitAndStopOrder(指値+逆指値注文)LimitAndMarketOrder(指値+成行注文)
- 逆指値幅(Pips): トレードタイプで逆指値注文を指定した場合の追加設定
- 矢印の色変更
ダウンロード
無料でダウンロードすることができます。
無料のダウンロードは、こちらから↓
ダウンロード方法は、こちらから↓
トラリピの種類とダウンロード(無料)
通常トラリピ
売りだけ、買いだけのトラップを仕掛けることができる通常のトラリピです。
基本的にこの通常トラリピEA「Takonomori」をメインで運用しています。
トラリピEA「Takonomori」のダウンロード(無料)
新規ろうそく足を使ったトラリピ
新規のろうそく足が発生したタイミングで予約注文を出すトラリピです。
チャートの時間足によって予約注文が出るタイミングが違ってくるので、それを考慮してトラリピトレードをすることができます。
ハーフ&ハーフトラリピ
設定レンジの最高値と最安値の間に中央値を設定し、中央値よりも上半分を売り設定、中央値よりも下半分を買い設定を1つのEAで設定しトレードできるトラリピEA。
両建てトラリピ
レンジの中を売りと買いが同時に行われているので、相場が上がっても下がっても利益を得ることができます。
リスクが大きいがリターンも大きい、短期的なトレードにおすすめ!!
グルトレトラリピ
両建てトラリピと通常トラリピに似たサポートトラリピを同時に運用する短期トレードのトラリピです。
設定レンジの最高値・最安値ですべてを決済、損切りして終了します。
サポートのトラリピは最後にしか決済しないので、相場のトレンドを判断する必要があります。
サポート買い設定
サポート売り設定
トラリピEAと合わせて使いたいインディケーター
複数通貨ペアの資金管理ができるインディケーター
複数通貨でトラリピを運用しているとそれぞれの通貨ペアの資金管理が難しくなってきます。
通貨ペアの買い/売りの(ポジション数、平均建値、評価損益)などを表示させることができるインディケーターを少し修正して使っています。
トラリピEAと合わせて使いたいスクリプト
トラリピの予約注文を一括で消去できるスクリプト
トラリピの設定を変更したときに前回の予約注文が残っていますよね。
その予約注文を一括で消去できるスクリプトです。
頻繁に使うこと言うことはないのですがあると便利なスクリプトです。
トラリピの保有ポジションを一括で決済できるスクリプト
ほとんど使ったことがないのですが、損切り決済をして最初からやり直すときに使うスクリプトです。
保有ポジションを一括決済してしまうので、評価損益がマイナスの場合には損切となってしまいます。
デモ口座で設定を変更して新たにトラリピを始める時などに使えるスクリプトです。