グルトレトラリピ「TakoRoundTrap」のバージョンアップです。
グルトレトラリピのサポート買い設定とサポート売り設定を変更できるように修正しました。
今までは2つのEAをそれぞれのタイミングで使っていましたが、今回の修正で買い相場でも売り相場でもこのEA一つで運用することができます。
自作トラリピEAの種類とダウンロード(無料)
通常トラリピ
予想レンジの上限と下限を決め、レンジの中にトラップを仕掛けていきます。
仕掛けたトラップの価格にポジションを持ち設定した利幅で決済されます。
こういったロジックをトラップ・リピート・イフダン、略してトラリピといいます。
指値・逆指値・成行注文
指値注文の買い設定の場合は、下がるときにポジションを持ち、上がるときに決済されます。
逆指値注文の買い設定の場合は、上がるときにポジションを持ち、上がるときに決済されます。
成行注文の買い設定の場合は、EAを起動させた時にポジションを持ち、上がったときに決済されます。
EA「Takonomori」では、指値注文、逆指値注文、成行注文の3種類の注文方法でトレードすることができます。
さらに指値注文+逆指値注文、指値注文+成行注文、逆指値注文+成行注文の3種類、合計6種類の注文方法を選ぶことができます。
進化したトラリピ
通常のトラリピでは、指値注文+逆指値注文のトレードが主でしたが成行注文を加えた6種類の注文方法を選択できるようにしたトラリピです。
新規ろうそく足を使ったトラリピ
新規のろうそく足が発生したタイミングで予約注文を出すトラリピです。
チャートの時間足によって予約注文が出るタイミングが違ってくるので、それを考慮してトラリピトレードをすることができます。
ハーフ&ハーフ
トラリピの予定レンジの中央値を境目にして、上半分を売り設定のトラリピ、下半分を買い設定のトラリピとして設定し売買していきます。
ハーフ&ハーフ設定した場合、評価損益(含み損)、必要証拠金などが通常のトラリピの半分に抑えられる。
トレード資金が少なく済むのでおすすめのトレード方法です。
両建てトラリピ
レンジの中を売りと買いが同時に行われているので、相場が上がっても下がっても利益を得ることができます。
リスクが大きいがリターンも大きい、短期的なトレードにおすすめ!!
どちらに動いても利益を得ることができる一方、大きくどちらかに動くと評価損益が大きくマイナスになりロスカットの危険度が増します。
狭いレンジで利益を得て、損切りで終了する短期トレード。
口座資金を多くしての長期トレードがおすすめです。
グルトレトラリピ
両建てトラリピと通常トラリピに似たサポートトラリピを同時に運用する短期トレードのトラリピです。
設定レンジの最高値・最安値ですべてを決済、損切りして終了します。
サポートのトラリピは最後にしか決済しないので、相場のトレンドを判断する必要があります。
サポート買い設定
サポート売り設定
想定レンジ
トラップの仕掛け
トラップ① 買い設定 130円~135円
売り設定 135円~140円
トラップ② 買い設定 125円~130円
売り設定 140円~145円
トラップ③ 買い設定 120円~125円
売り設定 145円~150円
トラップ④ 買い設定 115円~120円
売り設定 150円~155円
トラップ⑤ 買い設定 110円~115円
売り設定 155円~160円
各設定の幅は5.00円にしてあり、細かく設定を変更できるようにしてあります。
予約注文範囲
予約注文の範囲が広すぎると
- サーバーに負担がかかる
- 予約注文が多すぎて管理できない
- トラップ設定の変更時に面倒である
予約注文が狭すぎると
- 相場が大きく動いたときにトラップが仕掛けられない
以前は利確幅の2倍で運用していましたが、トラップが仕掛けられないということがあったので変更しました。
原因は、FX会社の問題なのか、サーバーの問題なのか、設定の問題なのか、よく分かっていませんが一応対策として予約注文の範囲は利確幅の4倍に設定しています。
EA「TakoRoundTrap」の変更点
グルトレトラリピのサポート買い設定の「TakoRoundTrapBuy」とサポート売り設定の「TakoRoundTrapSell」を一つにまとめました。
買い設定と売り設定を選択できるように修正したことで、一つのEAでサポートの売り・買いどちらでも運用することができるようになりました。
EA「TakoRoundTrap」のダウンロード
無料でダウンロードすることができます。
ダウンロード・インストールの方法を説明しています。
パラメーター設定
バックテストの結果
2020年1月1日~2020年7月31日の簡単なバックテストの結果を紹介します。
バックテスト設定
- 通貨 : ポンド円(GBPJPY)
- スプレッド : 30
- 時間 : H1(1時間足)
- 全ティック利用可能な最小時間枠を使いすべてのティックを生成する、最も正確な方法
EAの設定
- レンジ : 125円~145円
- ロット数 : 0.01(1000通貨)
- トラップ幅 : 10Pips
- 利益幅 : 50Pips
- 損切幅 : 0Pips
- 指値注文
- 予約注文範囲 : 20Pips
- サポート買い設定・売り設定
- サポートロット数 : 0.10(1万通貨)
- サポートトラップ幅 : 100Pips
参考程度に見ていただければと思ってバックテストをしました。
サポート買い設定
総利益 : 909,265円
取引総数 : 2,795回
最大ドローダウン : 355,556円
サポート売り設定
総利益 : 879,613円
取引総数 : 2,818回
最大ドローダウン : 595,568円
まとめ
想定レンジの幅と価格、相場が今後上がるか下がるかのトレンドを見極めて行うトラリピトレードです。
コツコツというよりもトレンドを予想してトレードしていく感じです。
バックテストでトレードをして感じたのは、ハーフ&ハーフトラリピで運用したほうが効率がよくそこまでリスクが高くなくていいのでは??
レンジにハマった時の爆発力はすごいとことは間違いないので、トレンドを見極めて行く短期トレードですね。