MT4で株価指数CFDを運用していたのですが、最小取扱通貨数が変更になったことで運用を停止していました。
前回はUK100(イギリスのFTSE100)で運用していましたがjp225(日経225)で運用を再開したいと思います。
株価指数CFDをトラリピ運用
日経平均やNYダウ、S&P500、イギリスのFTSE100、ドイツのDAX30など、取引所全体や一定の銘柄グループの株価の動きを指数化したものを株価指数として運用していきます。
株価指数の運用は個別の株よりもリスクが低いという特徴があります。
株価指数CFDのメリット
- 24時間取引をすることができる
- FXと同じようにレバレッジ取引をすることができる
- 買いからも、売りからも、両建も取引をすることができる
- 最小取引単位が少ないので少額から取引をすることができる
OANDA JAPANのM株価指数CFDでは、以前よりも最小取引単位が大きくなってしまいましたが、それでも銘柄によってはまだまだ少額で取引出来るのものもあるのでそれらを使って運用していきたいと思います。
取引をする銘柄
JP225(日経225)で運用をしていきます。
理由としては、
- 少額でも運用できる
- 取引量が多い銘柄で運用する
- 24時間取引できる銘柄で運用する
JP225は少額で運用でき、取引量も多く、24時間取引ができ、情報量も多いので運用するのに適していると思います。
JP225の取引時間は、日本時間の午前7:00~翌日の午前6:00なので6:00~7:00までの1時間は取引をすることができません。
ほぼ24時間取引ができるので、相場に大きな影響を与える出来事が入った場合にもすぐに対応することができます。
JP225の必要証拠金の計算
JP225を1ロット取引をした場合の必要証拠金
「JP225 = 23,000円」の場合
JP225が23,000円 × 1ロット × 10% = 必要証拠金2,300円
1ロットを運用する場合の必要証拠金は2,300円となります。
OANDA JAPANの株価指数CFDの16銘柄の中で一番少ない証拠金で取引出来るのがJP225です。
取引の単位
JP225をMT4で運用していきますが、トラリピEA【Takonomori】で運用した場合、1ロットで運用すると1円動いた場合の利益は1円になります。
例えば、JP225を23,000円で購入して、23,100円で売ると100円の利益になります。
これを踏まえてEAの設定をしていきますが、今回は確実に利益が欲しいので100円の設定で運用します。
配当金
株価指数なので買いでポジションを持っていると配当がもらえます。
2020年 | 配当相当額(実績値) |
---|---|
1月 | - |
2月 | - |
3月 | 175.138 |
4月 | 1 |
5月 | 1.441 |
6月 | 30.335 |
7月 | 1.621 |
8月 | 0 |
9月 | - |
10月 | - |
11月 | - |
12月 | - |
1年間の合計 | 209.535 |
これはスワップポイントと違って毎日もらえるものではなく、決まった日付にポジションを保有しているともらうことができます。
- 決済通貨建ての1取引単位当たりの配当の実績額の各銘柄の毎月の配当相当額の実績値の合計を表示しています。
- 買いで保有している場合は表示金額の受取が発生していますが、売りで保有している場合には表示金額の支払が発生します。
ファイナンシングコスト(金利)
株価指数では、月・火・水・木曜日に1日分、金曜日に3日分のファイナンシングコストが必要になります。
ファイナンシングコストは、ニューヨーククローズ時間に残高に反映されます。
JP225の場合、売りで-2.56%、買いで-2.44%となっていてこれは年利となっています。
計算方法は、
23,000円 × 年利% / 360日 × 日数 × =ファイナンシングコスト
売りポジションを1保有していた場合、
23,000円 × 2.56% / 360日 × 1日 = 1.635円
取引概要の重要な点
株価指数CFDをトラリピ運用していく時に重要な取引概要
- 最大取引数量 : 50
- 最大建玉数量 : 300
- 最小取引単位 : 0.01
- 取引時間 : 日本時間の午前9:00~翌日の午前6:00
- 両建取引 : 可能
- 自動売買 : 可能
- ロスカット : 証拠金維持率が100%未満になった場合
- 証拠金維持率 = 有効証拠金 / 必要証拠金 × 100
ロスカットが発動されると、損失の大きいポジションから強制決済されていきます。
トラリピEA「Takonomori」の設定
EA「Takonomori」のダウンロード
ここがちょっと重要で、最新版のEA「Takonomori_ver4.8」では、運用することができません。
なので、そのひとつ前のEA「Takonomori_ver4.7」をダウンロードしてください。
株価指数CFD「JP225」の設定
株価指数CFDも基本的にハーフ&ハーフの設定で運用していきます。
買い設定
売り設定
注意事項
トラップ幅、利確幅、ストップロス幅、オーダー幅のPipsは0.1=1Pipsなので注意してください。
500.0であれば5000Pipsと入力します。
スプレッド制限はよく分からないので100に設定して動かしています。
フォワードテストをしながら探っていこうと思っていますが、それ以外のテストを優先しているので先になるかもしれません。
EAで設定したJP225を確認
ポジションも売り注文で出来ています。
ハーフ&ハーフの設定
今回もハーフ&ハーフの設定なので、ちょっとだけ説明します。
レンジ相場の上を売りトラリピ設定にし、レンジの下半分を買いトラリピ設定にすることで、評価損益と必要証拠金を減らすことができます。
設定の概要
トラリピのハーフ&ハーフの設定で、イエローのラインがハーフ&ハーフの中央値22,500円です。
その上下のグリーンのラインが25,000円と20,000円の短期レンジ。
さらにその上下にレッドのラインが、27,500円と17500円の中期レンジ・
さらにその上下のブルーのラインが、30,000円と15,000円の最終ラインとなっています。
今回の設定では短期・中期のラインまでの設定になっています。
今回の設定で最低必要資金
今回の設定で必要な最低必要資金を計算したところ、2,375,000円必要となりました。
これは先ほどの中期ライン、27,500円と17,500円のレンジ内で動いていればということです。
逆に言うと、中期のレンジを外れたらロスカットになるということです。
資金が少ない場合は、もっと早いうちにロスカットされます。
まとめ
新型コロナの影響で相場の動きが乱高下しています。
これからも不景気が続き、乱高下を続けると予想し、トラリピのハーフ&ハーフ設定で運用することにしました。
株価が大きく上がっても3万円までとして、どちらかというと下を見ながらのトレードとなると思っています。
コロナショックの様な下落があるかもしれないので、資金管理には特に注意をしてください。
設定の半分、1/4の設定で運用した方が良いかもしれません。
コロナが速く収まってオリンピックに向かっていけることを願って終わります。